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Protel 99 SE から Altium Designer への移行

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いつまでたっても Protel 99 SE ついての問合せが減りません。リリースから 15年、販売終了穂 10年を経過しているにもかかわらず、いまだに Protel 99 SE ファイルとの互換性に関するお問合せが毎日のようにあります。

そのお問合せの内容は、過去に作成された Protel 99 SE データの酔い込みに関するものが大半ですが、それだけでなく、Protel 99 SE のフォーマットで書き出したいというものも多く、明らかにまだ Protel 99 SE が現役で稼動している現実が伺えます。

そこで今更ながら、Protel 99 SE の現役ユーザーの方々に Altium Designer への移行をお奨めしなくてはならないわけですが、たぶん皆さんは Altium Designer の機能の先進性ついては良くご存知であり、このお話をすると「良いのはわかっているが、ちょっと・・・・」というお応えが返ってくるのではないかと思います。

おそらく Altium Designer への移行においては、機能面以外のところで躊躇されている場合が多いのではないでしょうか? そこでその解決のたのヒントをいくつかお届けしたいと思います。

経費面での課題

Protel 99 SE はだいぶ前にアップグレード対象から外れており、Altium Designer を新規のご購入いただかなくてはなりませんので、予算が取れない事も多いと思います。これについてはほとんど打つ手が無い状況ですが、過去のキャンペーンで は10% 程度の値引きが行われたことが何度かあり、このような機会をご利用いただく事により、いくらか割安に購入できます。 また複数のライセンスをお使いの場合には、まずその一部だけを移行した後、残りを順次切り替えていくという方法により、出費を分散することができます。

コマンドの互換性等、操作性の相違に関する課題

移行に際しては、新しいツールがすぐに使いこなせるか?ということが心配になると思います。さすがにルック・アンド・フィールはかなり違いますが、回路図エディタや PCB ツールのコマンド体系は上位互換になっており、実際の設計に使いながら徐々に慣れていくという方法で、使いこなせるはずです。また小さな基板の設計から少しずつ Altium Designer に移行する事により、新しいツールを使いこなすための負担を軽減できると思います。

既存ファイルの再利用

まず Protel 99 SE で保存された既存のデータを再利用できるか?という事が気になると思いますが、これについては高精度の読み込み機能が備えられており、ほぼ問題はありません。ただし Altium Designer では構造的に大きく変わっている部分もあり、特に分割された内層や複雑なポリゴンを含む基板では、手直しが必要になる場合があります。いずれにせよ、Altium Designer に Protel 99 SEで作成したデータを読み込んでいきなり CAM 出力するということは避け、少なくともその前にDRC をかけることが必要です。

Protel 99 SE フォーマットでの書き出し

Altium Designer では Protel 99 SE の DDB 形式で保存することはできませんが、Protel 99 SE で読込可能な .sch や .pcb 形式に変換して保存することができます。しかし両者の機能差が大きいので、正しく変換されなし場合があります。また Altium Designer の PCB では TrueType がサポートされていますが、これを使うと Protel 99 SE では文字化けします。その他にも両者の機能差によって互換性が得られない部分が多々ありますので、Altium Designer で設計したものを Protel 99 SE で利用することは避けた方が無難です。 

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  TrueType 文字は、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、文字化けします

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  ソリット形式のベタは、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、消滅します

Altium Designer と Protel 99 SE との併用

Protel 99 SE から Altium Designer へは、スイッチを切り替えるように移行することはできず、一定期間両者を併用しながら序所に移行するというのが現実的な方法です。Protel 99 SE を Windows 7 や Windows 8.1 で使うとライブラリが組み込めないという不具合が出ますが、互換性を担保するための補助的な利用であれば、実用上大きな問題は無いはずです。また この不具合への対処法 も報告されており、同一 PC 環境に両者をインストールして併用することができます。

以上のように、移行を妨げる要因とその解決法を考えてみましたが、やはりデザインデータの互換性に関する問題を回避するためには、事前の調査と準備が必要です。このような用途にも評価版ライセンスをご利用いいただくことすることができますので、お気軽にご請求 ください。また、こちらの FAQ もあわせてご覧下さい。

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