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OrCAD、PADS、P-CAD ファイルの読込

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CAD の大きな利点はなんといってもデータを何度でも再利用できる事と、前後の工程との情報のやり取りを電子データで行える事です。ところが、使用する CAD の種類や世代によっては、データのフォーマットに互換性が無く、これらの利点を生かせない場合があります。

しかし Altium Designer には、Altium Desiogner 以外の CAD で作成された異なるフォーマットの CAD データを読込む為の変換機能が備えられており、取引先から他社の CAD で作成された 回路図や PCB のデータを受け取って再利用することができます。

Altium Designer では多くの種類の CADファイルの読込がサポートされていますが、代表的なものとして OrCAD、PADS、P-CAD の 3つが挙げられます。これらの CAD は、昭和の終りころに出現し長期にわたって使い続けられてきましたので、これらのデータを再利用する機会が良くあるはずです。そこで、このような場合に「それってどういう CAD?」と云うことにならないように、歴史的なところを中心に解説したいと思います。

OrCAD

1980年代の前半に MS-DOS 版の回路図エディタが OrCAD-SDTがリリースされた。安価なこととに加えコピープロテクトが行われていなかったこともあり、一気に普及し DOS 版 回路図エディタの業界標準の地位を得た。1980年代の前終わり頃に DOS 版の OrCAD-PCB がリリースされた。1990年代の中ごろに Windows 版である OrCAD Capture をりりースしその直後に Masstek 社を買収しその Windows PCB ツール MAX EDA を OrCAD Layout としてリリース。その後、MicroSim 社を買収しそれにより 取得した PSpice を OrCAD PSpice として販売。

そして 1999年には CADENCE に買収される。この買収の数年後 OrCAD Layout は CADENCE Allegro の技術を利用した Orcad PCB Designer に置き換えられた。このOrCAD 変遷については こちらのページ も参考になると思います。

Altium Designer はこれらの 歴代 OrCAD 製品のうち、Windows に移行後の OrCAD Capture、OrCAD Layout、Orcad PCB Designerの 回路図・PCB・ライブラリファイルと OrCAD PSpice のモデルの読込をサポートしています。なお回路図の読込は OrCAD Capture Release 10までをサポートしています。

PADS

1980年代の後半に MS-DOS 版の PADS-PCB がリリースされた。その後、データ長が 32ビットに拡張された PADS 2000 がリリースされ、ピン間 3本の精度と大規模なデータの取り扱いの実現により、PCB 設計者の間に広く普及した。専用の回路図エディターとして PADS Logicが用意された。Windows への移行は最初 DOS 版 PADS の機能とユーザインターフェイスをそのまま Widows 上で再現するという形で行われたが、その後 Windows ユーザインタフェースに準拠した PADS PowerPCB に移行した。

そして CAM350 の開発音である ACT や HyperLynx 社などを買収した後、2000 年頃に Mentor Graphics社に買収された。なお現在の PADS PCB ツールの名前は PADS Layout、回路図エディタの名称は PADS Logic となっている。このPADS 変遷については こちらのページ も参考になると思います。

Altium Designer では PADS Logic 2005.0 と 2005.2 (回路図)PADS PCB 2005.0 と 2005.2(PCB)のサポートが謳われているので、PpwerLogic/PowerPCB世代のフォーマットがサポートされていることになります。あまり新しいところまではサポートされていませんので、PADS 側で古いフォーマットでの保存が必要になる場合も出てきます。また Mentor Graphics の DxDesigner で作成された回路図の読込や、HyperLynx Board SIM とのインターフェイスもサポートされています。

P-CAD

P-CAD の歴史は非常に古く 1980年代の初め頃に MS-DOS上で動作する最初の最初のPCB ツールがリリースされました。 P-CAD Mastger Designer という名称のもので、1990年代の始めころまで販売が行われていましたが、日本ではあまり普及しませんでした。その後 P-CAD は ACCEL 社に買収され ACCEL 社の Windows PCB ツール(ACCEL EDA)の名称がが P-CAD に変更されて汎愛されました。

その後ACCEL 社は Altoiim(当時の Protel)に買収され、P-CAD 2006 を最後に、Altium Designer に統合される形になりました。この P-CAD 変遷については こちらのページ も参考になると思います。

Altium Designer は、Windows 版 だけでなく DOS 版の Mastger Designer を含め P-CAD で作成されたデータの読込をサポートしています。

Altium に社名変更される前の Protel の時代には、これらの OrCAD。PADS、P-CAD(Tango) は両力な競争相手でした。当時の Protel はこの熾烈な競争に打ち勝つために、全力でこれらの CAD の読込機能を開発し、現在の Altium Designer に引き継がれています。

これらの読込機能はオプションではなく Altium Designer の標準機能ですのでぜひともお役立てください。またトライアルバージョンでお試しいただくこともできますので、Altium Designer への移行を検討されている場合には、ぜひともお試しください。 

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